オアシス・ポーカー・プロ・シリーズ

オアシス・ポーカー・プロ・シリーズ

「大丈夫っ?」「う、うん……」 半べそ気味に頷いて、「よしよし」と、背後から華音に頭を撫でられながら、ヒョコ、ヒョコ、と、痛む足を引き摺って歩く

 一平は真琴を足早に追って横に並び、睨み付けた

「優樹をいじめンな

おまえ、やり過ぎやぞ」「あの子って、おもしろいのよね」 口の端に笑みを浮かべる真琴に、一平は「……こいつぅ」と目を据わらせる

「それで、どんなゲームだった?」 歩きながら問われ、一平は気を取り直すように深く息を吐いた

「体育館の迷路

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時間制限付きでゴールして来いって言われてん

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一言もしゃべるなぁ言うて」「犯人は見た?」「……怪しい人は見ましたよ」 弥生があとを追いながら口を挟む

「金髪の男子と、赤い髪の女子……」「その二人ならオレらも会うたぞ」 と、大介が怪訝に眉を寄せた

「話し掛けられてん

なぁ、優樹」 先を歩いている大介に相槌を問われ、優樹は「……うん」と顔をしかめて頷いた

「私たちがやられたいたずらと同じ方法で、誰かがケガをしたって教えてくれた……

石が飛んで来たって、言ってたよね……」「それで余計ビビってもーてんな

石なんか飛んで来たら危ないっちゅーねん」「サブリミナルと同じだよ」 反町が言うと、「さ、さぶみり……ある?」と、相川が戸惑い首を傾げる

「サブリミナル

通常の視覚、聴覚じゃ捉えられない速度や音量にメッセージを隠して、それを繰り返し流すことで視聴者の潜在意識に働き掛けるっていうヤツ

……オレもそれに騙されてたんだ